不貞行為の立証と録音

離婚の事由の中の一つに、不貞行為があります。不貞行為立証するためには、いろいろな方法があります。

まずは浮気現場の写真やビデオを押さえることができれば、かなり有力な武器になります。また浮気をしていると思われる証拠があれば、通常は相手を問い詰めることになるでしょう。この時にあなたに許しを請うために、不貞行為を告白する可能性もあります。そこで不貞行為立証するための証拠として、録音テープを記録しておく方法もよく使われる手です。

不貞行為したことを認める告白を録音テープに修得することができれば、事実の確認を後からで行うことができます。また離婚の話し合いをするにあたって、相手の発言がコロコロ変わっていないかどうかを検証するときにも必要になります。ちなみにこの録音テープですが、内密に行ったものであったとしても法的な根拠として使用することは可能です。

ただし録音テープには、あなたの発言も収録されていることを忘れないようにしましょう。たとえば、強引に相手に白状させているとか、感情的になって相手を挑発するような発言があると第三者の心証を悪くしてしまう可能性があります。録音しようと思っているのであれば、探偵事務所からアドバイスを受けるのもいいでしょう。

盗聴テープで浮気の証明

浮気をしている人は、相手と電話などで頻繁に会話する可能性が十分にあります。そこで電話を盗聴して、決定的な証拠を押さえようと思っている人もいるかもしれません。しかしもし実際に相手との会話を盗聴テープとして録音をしても、それは有力な証拠にはなりません。というのも、盗聴そのものが法律に違反する行為だからです。不法に入手した証拠は、いくら浮気を思わせる内容が収録されていたとしても、証拠として採用することはできません。

たとえば、離婚するしないでもめて、裁判で最終的な判断を仰ぐことになったとします。この場合でも、盗聴テープは証拠として採用してくれないはずです。その他にも、発信機を使った位置情報データや電子メールを勝手にコピーしたものも犯罪行為によって入手されたものであれば、証拠採用されません。このように相手の浮気を証明するためには、どのような手段を選んでも構わないというわけではないので、注意しましょう。

しかし素人の私たちからしてみると、どこからどこまでが合法で違法なのかはなかなか判断のつかないケースも出てきます。そこで探偵事務所に調査をお願いしてみるのはいかがでしょうか？評判の探偵事務所であれば、合法の中で有力な証拠を集めてくれるはずです。

盗聴で浮気立証は可能か？

浮気立証をするために、例えば相手との電話などでの会話を盗聴器を使って録音するという方法を考える人もいるでしょう。現在盗聴器などは、インターネットを使って比較的簡単に入手できるといわれています。しかし結論から言いますと、浮気相手との会話、しかも「気持ちよかった」とか「またホテルに一緒に行こうね」のような肉体関係を想像されるような会話があっても、浮気立証の材料にはならないと思ってください。

なぜかというと、盗聴によって収録されているからです。盗聴は、犯罪行為であり反社会的な行為と判断されます。しかも会話をしている人の人権侵害行為にも抵触する可能性がありますので、証拠能力を否定されてしまうのです。ですから、浮気の証拠をつかもうとして盗聴器を仕掛けても意味がないことを理解してください。ちなみに夫婦に会話の中で、配偶者が不貞をしたことを認めて、それが録音として残っているのであれば、浮気立証能力があります。

自分であれこれ証拠集めをするのもいいですが、このようにルール違反で意味がなくなってしまうケースもあります。より確実に相手を追い詰めるためには、探偵事務所などを使って、プロの調査を依頼した方が安全といえます。

不貞行為の立証と録音